 |
 |
|
|
|
|
O様邸は敷地にかなり制限があり、プランニングする際にお施主様とかなり悩みました。建築する土地の南には2階建ての母屋が近接するため、1階南面からの採光は全く見込めない状況でした。そこで、1階北側にリビングを配置し、北側から光を採る事にしました。逆転の発想です。
逆…と言っても、実は北側から光を入れる事は良い点も多いのです。まず安定した光が入る事。南面のように時間によって採光が大きく変わる事はありません。そして直射日光が入り込まない事。冬場のポカポカ感こそありませんが、夏は涼しく、テレビに映り込むわずらわしい光やまぶしさもありません。加えて、O様邸では大きな吹き抜けを作り開放的な間取りにしました。これにより家中に光が回り込み、尚かつ窮屈感を無くす事が出来ました。狭小地に建つ小さな家ですが、これだけの事ができたのです。
お施主様のO様は社交的な方で、お家には良くご友人が集まるとの事でした、そこで、ダイニングには畳コーナーを設けて、「居酒屋風」にみんなでワイワイと楽しめる雰囲気を作りました。又、リビングの壁にタイルを貼ったり、オープンキッチンの床をタイルにしたり、木部を艶有りの黒で塗装したりと内装の雰囲気作りにもこだわりました。
建坪が限られるため、既存の車庫の上にウッドデッキをつけたり、寝室を変則的なロフトにしたりしましたが、色々なアイデアで楽しさが盛りだくさんのお家に仕上がりました。 |
|
 |
|
 |
|